次世代次世代材料加工用金型のあり方勉強会
1.目的
◇電気自動車など次世代自動車や航空機においては、これまで以上に軽量化が
求められており、これらを構成する部品についてもハイテン鋼やCFRPなど新し
い材料を使用した部品の検討、開発が進められている。
◇金型についても従来とは異なる新しい材料の成形が求められる。
◇このため、次世代自動車の開発の方向性やこれに利用する材料開発の現状、
さらにこうした 新しい材料を成形するために次世代の金型に求められる技術
的要求、さらには金型鋼材の 開発、供給の現状などについて専門家による
講演を実施し、次世代の金型開発に向けた現状 の確認と知見の向上を目的
とする。
2.開催日時 平成28年 9月29日(木)13:00~17:00
3.開催会場 東京、文京区湯島、金型年金会館、5階会議室
東京都文京区湯島2-33-12
会場案内図 http://www.kanagata-kikin.or.jp/topics/topics_03.html
4.参加費 会 員 無料
(会員とは日本金型工業会・日本鋳鍛鋼会の正・賛助会員)
会員外 2,000円(当日会場にて徴収させて頂きます)
5.参加申込み方法並びに締め切り日
本メール添付の参加申込書をFAXにてご送付下さい。
(FAX 03-5816-5913)
尚、参加申込者には事前に受付確認票などは発行致しませんので、
当方から連絡無き場合は、そのまま当日ご参加下さい。
6.問い合わせ先 一般社団法人 日本金型工業会 事務局03-5816-5911
7.プログラム
13:00 開会挨拶
一般社団法人日本金型工業会 技術委員長 坂西 伸一
13:05 ①「次世代の素材および成形技術に向けた金型材料」
発表者 ボーラー・ウッデホルム株式会社
技術サービス部長 永 島 洋 氏
近年、自動車の軽量化や高生産性といったニーズに応えるため、
1000MPa超のハイテン材や炭素強化繊維のような新素材の使用,
また、ホットスタンピングのような新工法や金属積層造形法
(3Dプリンター)による金型製作等が普及して行くと考えられて
いる。そして、これら新技術の実用化においては,金型材料の
選択も重要な課題となっている。本講演ではこれらの技術の現状
と課題を、海外の状況も含めて情報提供する。
14:10 ②「車体軽量化に関わる構造技術、
構造材料に関する課題と開発指針の検討」
発表者
(NEDO)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
材料・ナノテクノロジー部 主任研究員 今 西 大 介 氏
輸送機器の代表である自動車において、世界各国の環境規制が
年々厳しくなっている。この厳しくなる規制をクリアーするため
には自動車の構造材料の革新的な軽量化が必要であり、様々な
素材を適材適所に用いることが重要になる。本講演では環境規
制値を車両軽量化の目標値への置き換えを検討し、各種軽量素材
がどのようにかかわる必要があるのかをロードマップで示す。
15:25 ③「次世代材料向け金型の現状について金型材や表面処理への要望」
発表者 マルスン㈱ 代表取締役社長 鈴 木 將 生 氏
自動車メーカーなどの新しい素材に対する動向に対応するための
金型メーカーとしての取組と金型材料に関する考え方について
16:10 ④「最近開発して市場に提供している
金型材料と表面処理技術及び今後の課題について」
発表者 大同特殊鋼㈱ 工具鋼ソリューション部
副主席部員 関 谷 篤 氏
具体的には、ハイテンプレス成形に使われている金型材料
「DCMX」と表面処理「ハイテンセラック」(PVD皮膜)
を中心とした報告。
16:50 講評
経済産業省製造産業局
素形材産業室 室長 蘆 田 和 也 氏